森の朝は、少しだけ静かです。
窓の向こうから差し込む柔らかな光。
風に揺れる木々。
土と草の匂い。
ドアを開けると、
愛犬はいつもより少しだけ嬉しそうに外へ出ていく。
海へ行く旅もいい。
温泉を目的にする旅もいい。
けれど、ときには、
森の中で愛犬と過ごすことそのものを、旅の目的にする。
そんな休日があってもいいと思います。
大型犬との森旅の魅力は、
広い場所で走れることだけではありません。
木陰をゆっくり歩く。
鳥の声に愛犬が耳を澄ませる。
テラスでコーヒーを飲みながら、
足元で眠る犬を見る。
夕方になれば、
少し冷たくなった森の空気の中をもう一度散歩する。
特別なことをしなくても、
一日が満たされていく。
今回timeless.dogsでは、
大型犬と泊まれる宿の中から、
森で過ごす時間そのものが魅力になる上質な宿10軒
を選びました。
次の休日は、
愛犬と、木々の向こうへ。
timeless.dogsが選ぶ「大型犬と泊まれる森の宿」
今回の10軒は、
価格や知名度によるランキングではありません。
timeless.dogsが大切にしたのは、
- 大型犬と宿泊できること
- 森や高原など、自然との距離が近いこと
- 愛犬と屋外で過ごす時間が滞在の魅力になっていること
- 建築、温泉、サウナ、食など、人にとっても上質な休日になること
- 「この場所だから過ごせる時間」があること
です。
「大型犬OK」という条件だけではなく、
この宿で、愛犬とどんな森の時間を過ごしたいか。
そんな視点で見てみてください。
大型犬と泊まれる森の宿10選 比較表
| 宿名 | エリア | 森の魅力 | こんな旅に |
|---|---|---|---|
| THE SECOND Nasukogen Forest House | 栃木・那須 | 那須の森×モダン建築 | 森の別荘にこもる |
| 愛犬と暮らす宿 VILLA Leaf | 栃木・那須 | 約700坪の林間ドッグラン | 愛犬を思いきり遊ばせる |
| Earthboat Nasu | 栃木・那須 | 森と池×小さなキャビン | アウトドアとサウナ |
| RETONA HAKONE | 神奈川・箱根 | 箱根の森×天然芝ドッグパーク | 愛犬と自然へ還る |
| FOLQ HAKONE GORA | 神奈川・箱根 | 強羅の自然×温泉 | 森の別荘から出ない休日 |
| ASH Villa 富士河口湖 | 山梨・河口湖 | 富士北麓の静かな森 | 焚き火を囲んで過ごす |
| enico.Mt.Fuji Resort & Glamping | 山梨・河口湖 | 富士山麓の森 | 愛犬と秘密基地へ |
| Refwind | 千葉・南房総 | 房総の森と風 | 何もしない一棟貸し旅 |
| 【梵まる】BON-MAL TREE | 千葉・鴨川 | 房総の静かな山間 | 建築と自然を楽しむ |
| スノードッグビレッジ | 北海道・ニセコ | ニセコの原生林 | 北海道の森で暮らす |
※掲載順はランキングではありません。
※宿泊条件、料金、犬種・体重・頭数制限などは
変更される場合があります。
予約前に各宿の最新情報をご確認ください。
1.THE SECOND Nasukogen Forest House|栃木県・那須高原

森の中に、建築だけを残す
車を降りる。
周囲にあるのは、
那須高原の木々。
そして、その森へ溶け込むように建つ一棟のヴィラ。
「THE SECOND Nasukogen Forest House」は、
那須の自然に包まれた一棟貸しのプライベートヴィラです。
この宿の魅力は、
設備を並べるだけでは伝わりません。
モダンな建築。
プライベートサウナ。
ドッグラン。
そして、それらを包む森。
すべてが一つの風景としてつながっています。
朝は、愛犬と森の空気の中へ。
昼は、ヴィラで何もしない。
夕方になれば、サウナへ入る。
外気浴の向こうには木々。
その景色のどこかに、愛犬がいる。
ホテルから観光へ出掛ける旅とは違う。
宿そのものを目的地にして、森へこもる。
那須では、そんな旅が似合います。
こんな人へ:愛犬と静かな森へ入り込み、建築とサウナを楽しむ休日を過ごしたい人
「THE SECOND Nasukogen Forest House」の詳しい宿泊情報を見る →
2.愛犬と暮らす宿 VILLA Leaf|栃木県・那須高原

700坪の森を、愛犬の庭にする
走る。
止まる。
木の匂いを嗅ぐ。
また走る。
「愛犬と暮らす宿 VILLA Leaf」で、
大型犬に贈りたいのは、そんな一日です。
那須の美しい森に包まれた、
1日1組限定のプライベートヴィラ。
この宿を象徴するのは、
約700坪という広大なプライベートドッグラン。
ただ広い芝生があるだけではありません。
天然芝の先には木々が並ぶ林間エリアもあり、
愛犬が森の中を探検するように遊べる景色があります。
大型犬との旅行では、
「周囲へ迷惑をかけないだろうか」
という小さな緊張が、どうしても付きまといます。
でも、ここではその心配を少し手放せる。
愛犬が森を走る。
飼い主はテラスから眺める。
夕方になったら一緒に部屋へ戻る。
旅行というより、
那須の森に、愛犬のための別荘を持つ。
そんな感覚に近い宿です。
こんな人へ:大型犬を周囲に気兼ねなく、森の中で思いきり遊ばせたい人
「愛犬と暮らす宿 VILLA Leaf」の詳しい宿泊情報を見る →
3.Earthboat Nasu|栃木県・那須

森の中に、小さな秘密基地を持つ
大きなホテルはありません。
豪華なロビーもありません。
あるのは、
森。
池。
小さなキャビン。
そしてサウナ。
「Earthboat Nasu」は、
那須の豊かな自然の中で過ごすことを旅の中心にしたアウトドアホテルです。
ここでは、
客室の中だけが滞在場所ではありません。
外へ出る。
愛犬と歩く。
火を眺める。
空を見る。
寒くなったら中へ戻る。
そして、また外へ出る。
その繰り返しが、旅そのものになっていきます。
人はサウナへ。
愛犬はそのそばで、森の匂いを感じている。
都会では、
人も犬も決められた場所を移動しています。
だからこそ、
何も決められていない自然の中で過ごす時間が、少し贅沢に感じられる。
愛犬とアウトドアへ行きたい。
でも、本格的なキャンプまではしなくていい。
その間にある、ちょうどいい森旅です。
こんな人へ:大型犬と自然の近くで過ごしながら、サウナやアウトドアも楽しみたい人
「Earthboat Nasu」の詳しい宿泊情報を見る →
4.RETONA HAKONE|神奈川県・箱根

愛犬と、箱根の森へ還る
箱根には、
温泉だけではない魅力があります。
山の匂い。
霧。
木々。
少し湿った森の空気。
「RETONA HAKONE」が大切にしているのは、
RETURN TO NATURE ― 自然への回帰。
箱根・桃源台の自然の中で、
愛犬と過ごすことを考えてつくられたドッグフレンドリーホテルです。
約2,200㎡という天然芝のドッグパーク。
起伏のある地形。
森の空気。
そして、愛犬と歩く時間。
ここでは、
単にドッグランで犬を遊ばせることだけを目的にしなくてもいい。
愛犬と森を歩く。
自然の匂いを感じる。
ホテルへ戻る。
そして、また一緒に過ごす。
箱根観光を詰め込まなくてもいい。
美術館へ行かなかったとしても。
有名店へ行かなかったとしても。
愛犬と森の中をゆっくり歩いた。
それだけで、
「箱根へ来てよかった」
と思える旅があります。
犬をホテルへ連れていくのではなく、
犬と一緒に自然の中へ戻っていく。
そんな箱根旅を選びたい宿です。
こんな人へ:愛犬を旅の中心に置いて、箱根の自然そのものを楽しみたい人
「RETONA HAKONE」の詳しい宿泊情報を見る →
5.FOLQ HAKONE GORA|神奈川県・箱根

森の別荘から、出ない休日
箱根まで来た。
でも、観光へ行かない。
そんな選択もあります。
「FOLQ HAKONE GORA」は、
箱根・強羅にある一棟貸しヴィラ。
天然温泉。
プライベートサウナ。
愛犬も利用できる室内温水プール。
約200㎡の専用ドッグラン。
大型犬との滞在を、
一つのヴィラを中心に楽しめる環境があります。
でも、この宿で大切にしたいのは、
設備を全部使い切ることではありません。
愛犬をドッグランへ。
人はサウナへ。
温泉に浸かる。
ソファへ戻る。
窓の向こうには、箱根の緑。
気がつけば、
一日ほとんど外出していない。
それでも、
「いい休日だった」
と思える。
大型犬との旅では、
移動し続けることよりも、
一緒に安心して留まれる場所があること
の方が贅沢な場合があります。
箱根の森へ出掛けて、
森の別荘から出ない。
そんな休日も悪くありません。
こんな人へ:観光を詰め込まず、愛犬と温泉・サウナ・自然を一つの場所で楽しみたい人
「FOLQ HAKONE GORA」の詳しい宿泊情報を見る →
6.ASH Villa 富士河口湖|山梨県・富士河口湖

富士山を見るより、森へ入る
河口湖へ行く。
普通なら、
富士山の絶景を探したくなります。
でも「ASH Villa 富士河口湖」で選びたいのは、
少し違う旅。
ここは、
富士山を見るための宿というより、富士北麓の森へこもる宿。
静かな木々。
澄んだ空気。
芝生のガーデン。
ファイヤーピット。
そして、森とつながるようなバス空間やサウナ。
夕方。
愛犬と外へ出る。
火をつける。
少しずつ空が暗くなる。
火の音を聞きながら、ただそこにいる。
有名な観光スポットをいくつ回ったかではなく、
一緒に火を見ていたこと。
朝、冷たい森の空気の中を歩いたこと。
そんな小さな時間の方が、
あとになって旅の記憶に残ることがあります。
富士山が主役ではない。
愛犬との時間が主役。
その背景に、富士北麓の森がある。
そんなヴィラです。
こんな人へ:富士山観光ではなく、愛犬と静かな森にこもる河口湖旅行をしたい人
「ASH Villa 富士河口湖」の詳しい宿泊情報を見る →
7.enico.Mt.Fuji Resort & Glamping|山梨県・富士河口湖

森に浮かぶ、小さな宝石箱
昼間は、
木々の中に小さな建物が並んでいる。
でも夜になると、景色が変わります。
暗い森。
星。
焚き火。
そして、森の中に浮かび上がる宿の灯り。
「enico.Mt.Fuji Resort & Glamping」は、
富士山麓の森へ溶け込むようにつくられた全7棟のグランピングリゾート。
富士山エリアでは、
どうしても「富士山がどれだけよく見えるか」が宿選びの基準になりがちです。
でも、ここでは少し違う。
見るのは、
遠くの山だけではなく、
目の前の森。
聞くのは、
観光地の音ではなく、
木々の音。
大型犬とキャンプをしてみたい。
でも、
テントを張って本格的なアウトドアをするのは少し大変。
そんな人にも、
グランピングという旅はちょうどいい。
森とホテルの、その間。
愛犬と秘密基地へ遊びに行くような休日です。
こんな人へ:大型犬と気軽にアウトドア気分を味わい、夜の森まで楽しみたい人
「enico.Mt.Fuji Resort & Glamping」の詳しい宿泊情報を見る →
8.Refwind|千葉県・南房総

森と風だけあればいい
旅行に来たのだから、
何かをしなければ。
そんな気持ちを、
ここでは少し忘れていい。
南房総にある「Refwind」は、
自然に囲まれた1日1組限定の一棟貸しヴィラ。
大型犬との旅で、
この距離感は大きな魅力です。
ほかの宿泊客に合わせる必要がない。
時間も決められない。
愛犬が眠れば、こちらも休む。
愛犬が外へ行きたそうなら、一緒に庭へ出る。
風が吹けば、木々が揺れる。
ただ、それだけ。
大型犬との旅行では、
宿泊条件や周囲への気遣いに意識を取られてしまうことがあります。
だからこそ、
誰にも合わせず、
人と犬だけのリズムで過ごせる一棟貸しには価値があります。
森と風だけを借りる。
そんな休日です。
こんな人へ:大型犬と人目を気にせず、予定のない静かな休日を過ごしたい人
「Refwind」の詳しい宿泊情報を見る →
9.【梵まる】BON-MAL TREE|千葉県・鴨川

森の中でも、美しく旅をする
大型犬との自然旅。
そう聞くと、
アウトドア。
キャンプ。
ワイルドな宿。
そんなイメージを持つかもしれません。
でも、
「【梵まる】BON-MAL TREE」は、
少し違います。
千葉・鴨川の静かな山間に佇む、
1日1組限定のプライベートヴィラ。
広大な敷地と愛犬が自由に過ごせる環境を備えながら、
建築。
インテリア。
食事。
そのすべてに、大人の旅として楽しめる美しさがあります。
愛犬は、自由に過ごす。
人は、ウッドデッキで食事を楽しむ。
日が落ちれば、山間は暗くなる。
街灯の少ない夜。
静かな森。
その足元に、愛犬がいる。
大型犬が楽しめるからといって、
人が宿の美しさを諦める必要はありません。
犬にも自由を。
人にも上質な時間を。
その二つが同時に成立すること。
timeless.dogsが宿に求めたいものの一つです。
こんな人へ:愛犬の自由も、自分たちの食や建築へのこだわりも妥協したくない人
「【梵まる】BON-MAL TREE」の詳しい宿泊情報を見る →
10.スノードッグビレッジ|北海道・ニセコ

白銀も、深緑も、同じ森
冬。
窓の向こうは、真っ白。
雪に包まれた木々。
その中を、大型犬と歩く。
そして夏。
同じ場所が、
今度は深い緑に変わる。
「スノードッグビレッジ」は、
ニセコの原生林に囲まれたドッグフレンドリー・コンドミニアム。
ここを選びたい理由は、
北海道だからでも。
雪があるからでもありません。
森の季節そのものを、愛犬と一緒に体験できること。
冬には、雪を踏む音。
夏には、葉が風に揺れる音。
秋には、少し冷たくなった空気。
訪れる季節によって、
同じ散歩道さえ違って見える。
ホテルへ一度泊まって終わるのではなく、
季節を変えて、また帰ってきたくなる。
北海道という遠い場所だからこそ、
そこまで含めて旅になります。
愛犬と、日本の森を旅する。
その先に、
一度はニセコを選んでみたい。
こんな人へ:大型犬と北海道へ旅して、季節によって表情を変える本物の森を体験したい人
「スノードッグビレッジ」の詳しい宿泊情報を見る →
大型犬との森旅で、宿を選ぶときに見ておきたいこと
森にある宿なら、
どこでも大型犬との旅に向いているわけではありません。
愛犬と自然の中へ出掛けるなら、
宿のデザインや設備だけではなく、
愛犬が無理なく過ごせるか
まで確認しておきたいところです。
客室から外へ出やすいか
大型犬との旅行では、
散歩の回数が多くなることがあります。
そのたびに長いホテルの廊下やエレベーターを通るより、
客室から庭へ。
ヴィラからそのまま外へ。
という動線の方が、
愛犬にも飼い主にも快適な場合があります。
一棟貸しやコテージが森旅と相性がいい理由の一つです。
ドッグランは「広さ」だけで選ばない
大型犬だから、
広ければ広いほどいい。
必ずしも、そうとは限りません。
確認したいのは、
- フェンスの高さ
- 地面の状態
- 木陰の有無
- 傾斜
- 貸切か共用か
- 小型犬とのエリア分け
- 出入口の安全性
など。
愛犬の体格だけではなく、
性格まで考えて選ぶと安心です。
一棟貸しという選択肢
ほかの犬との接触が得意ではない子。
知らない環境に敏感な子。
ホテルの廊下やロビーで緊張しやすい子。
そんな大型犬との旅では、
一棟貸しも有力な選択肢です。
人や犬とのすれ違いを減らし、
旅先でも自分たちのリズムを保ちやすい。
これは、大型犬との旅行では意外と大きな価値です。
森だからこその準備を
自然との距離が近いほど、
街中の旅行とは違う準備も必要です。
特に春から秋は、
- ノミ・マダニ対策
- 虫対策
- 雨具
- 足拭きタオル
- 散歩後の被毛チェック
などを意識しておきたいところ。
また標高の高い場所では、
都市部との寒暖差が大きい場合もあります。
季節だけで判断せず、
旅先の気温も事前に確認しておきましょう。
大型犬の宿泊条件は予約前に確認する
「大型犬OK」の宿でも、
大型犬は1頭まで。
特定客室のみ。
頭数によって追加料金が必要。
必要な予防接種証明書がある。
客室内で立ち入れない場所がある。
など、条件は宿によって異なります。
timeless.dogsでも掲載時点の情報を確認していますが、
宿泊条件は変更される場合があります。
予約前には、
必ず各宿の最新情報をご確認ください。
森へ行く理由は、何もしないためでもいい
旅へ行くと、
予定を立てたくなります。
朝から観光して。
有名な店へ行って。
写真を撮って。
次の場所へ移動する。
でも、
愛犬との森旅なら、
全部やめてもいい。
朝起きる。
一緒に歩く。
朝食を食べる。
犬が眠ったら、こちらも少し休む。
木々を眺める。
夕方になったら、また散歩へ行く。
ただそれだけの一日。
でも、
そんな日ほど、
あとになって思い出すことがあります。
愛犬たちが、
初めて歩いた森を
どんなふうに覚えているのかは分かりません。
土の匂い。
冷たい風。
落ち葉の感触。
鳥の声。
もしかすると、
私たちとはまったく違う形で旅を覚えているのかもしれません。
それでも、
同じ森を歩いた。
同じ夕暮れを見た。
同じ部屋へ帰った。
その時間は、
私たちの記憶に残っていく。
次の休日は、
観光地ではなく、
森を目的地にする。
愛犬と、木々の向こうへ。
大型犬と旅する人生を、もっと豊かに。
関連記事|大型犬との次の旅を探す
timeless.dogsでは、
大型犬との上質な旅を、エリアや旅の目的ごとに紹介しています。
森の次は、
どんな時間を愛犬と旅しますか。
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※宿泊条件、犬種・体重・頭数制限、設備・利用条件などは
変更される場合があります。
必ず予約前に各施設の最新情報をご確認ください。
