箱根へ行くなら、湯に浸かりたい。
土地の料理を味わい、山を眺め、何もしない夜を過ごしたい。
大型犬との旅では、その当たり前の温泉旅行が
意外に難しいことがあります。
箱根・強羅に佇む「レジーナリゾート箱根雲外荘」は、
その時間を愛犬と切り離さない宿です。
全10室に温泉を備え、夕食も朝食も客室で。
チェックインからチェックアウトまで、
滞在の多くを愛犬と同じ部屋で完結できます。
ここで過ごしたいのは、「犬連れだから選ぶ箱根」ではなく、
この子と一緒だからこそ成立する温泉旅です。
温泉旅館の一日を、愛犬と分けない
大型犬との旅で難しいのは、泊まれるかどうかだけではありません。
夕食の時間になったら愛犬だけを客室へ残す。
温泉へ行くために長い共用廊下を移動する。
チェックインではロビーで周囲に気を遣う。
一つひとつは小さなことでも、
それが重なると旅の時間は何度も分断されます。
箱根雲外荘では、その構造が違います。
夕食と朝食も客室で。
そして温泉も、自分たちの部屋にある。
愛犬と過ごしていた時間の続きに、食事が始まる。
湯上がりには、また同じ部屋へ戻る。
「愛犬同伴」という言葉よりも、
旅の一日を途中で分けなくていいこと。
この宿を箱根の旅先として選ぶ意味は、そこにあります。
窓の向こうに大文字山。湯につかる時間まで、客室の中に
客室はすべて50㎡超。
窓の向こうには、大文字焼きで知られる箱根外輪山が広がります。
すべての客室に自家源泉の温泉浴室があり、
全10室のうち8室は露天風呂、
バリアフリー対応の2室は窓を全開放して半露天として使う造りです。
つまり、この宿では「温泉に行く」というより、
温泉のある部屋で一日を過ごすことになります。
愛犬と部屋で寛ぐ。
窓の外の山を見る。
湯に入る。
そしてまた、同じ部屋へ戻る。
箱根観光を詰め込むのも一つの旅ですが、
ここでは客室そのものを目的地にする過ごし方が似合います。
一階にはプライベートドッグランを備える客室もあり、
たとえばデラックスツインAでは46㎡、
Bでは40㎡のウッドチップ敷きの専用庭が設けられています。
庭を優先するか。
二階からの眺めを選ぶか。
愛犬との旅のスタイルから客室を決めたい宿です。
食事の時間も、この子を客室に残さない
夕食と朝食は、レストランではありません。
客室のダイニングに料理が運ばれます。
夕食には季節の食材を使った創作日本料理。朝も和食膳。
愛犬も同じ客室にいながら、人は箱根の温泉宿らしい食事を楽しむことができます。
大型犬との旅では、この「部屋食」が思いのほか大きな意味を持ちます。
知らない場所で犬だけを待たせてレストランへ行く必要がない。
一方で、人の食事を簡単なものに変える必要もない。
犬のために人が諦めるのでも、人のために犬を旅から外すのでもない。
温泉と同じように、食卓も愛犬との一日の中に置かれている。
それが箱根雲外荘の旅を印象づけています。
和の温泉宿に、大型犬と暮らすための工夫を重ねる
箱根雲外荘は、畳に布団という昔ながらの旅館客室ではありません。
ベッド、ソファ、ダイニングテーブルを配置し、
床にはスウェーデン製の「BOLON」を採用。
ホテル自身が愛犬の滑りに配慮した床材として案内しています。
玄関には飛び出し防止ゲート、リードフックを設置。
大型犬には大型犬用のクレートや食器が用意されています。
共用部は段差のないバリアフリー仕様ですが、客室タイプによっては段差があります。
また、共用ドッグランは約42㎡のひのきのウッドチップ敷き。
一階にはプライベートドッグラン付き客室もあります。
ここで大切なのは、設備の数ではありません。
日本の温泉旅館という文化の中へ、大型犬との暮らしをどう自然に持ち込むか。
その答えを、客室の細部まで積み重ねている宿です。
強羅駅から徒歩3分。旅先の時間を宿へ戻す
箱根雲外荘は強羅駅から徒歩約3分。
箱根強羅公園も公式案内では徒歩約2分の距離にあり、
愛犬との入園が可能とされています。
それでも、この宿では予定を詰め込みすぎなくてもいいでしょう。
朝、山を見る。
愛犬と外へ出る。
部屋へ戻って朝食をとる。
もう一度、湯に入る。
箱根まで来て何かを「する」のではなく、
愛犬と同じ場所に長くいるために箱根へ行く。
そんな旅にも、この10室の宿はよく似合います。
予約前に知っておきたいこと
多頭で宿泊する場合は、予約する客室と頭数条件を事前に
公式サイトまたは宿へ確認しておくと安心です。
愛犬をベッドに乗せることは禁止。
ソファや椅子を利用する場合は、備え付けのバスタオルを敷きます。
愛犬だけを客室に残す場合と、飼い主の就寝時はクレートが必要です。
また、ドッグランの柵高は公式で確認できませんでした。
ジャンプ力のある大型犬は、利用する客室を決める前に宿へ確認することをおすすめします。
予防接種等の条件もあるため、最新の愛犬同伴宿泊規約を予約時にご確認ください。
timeless.dogs編集部より
大型犬と泊まれる宿は増えました。
けれど、「箱根の温泉旅館に行きたい」と考えたとき、
選択肢はまだそれほど多くありません。
レジーナリゾート箱根雲外荘で印象的なのは、
大きなドッグランでも派手な犬用設備でもなく、
温泉旅館で過ごす時間そのものから愛犬を外さないことです。
湯も、夕食も、朝食も、自分たちの客室にある。
大型犬だから温泉旅行を諦めるのではなく、
この子と一緒に箱根へ行く。
観光を詰め込むよりも、山を眺め、部屋で食事をし、
何度か湯に入りながら一日を過ごしたい。
そんな大型犬ファミリーに選んでほしい一軒です。
宿泊条件早見表
| 項目 | ステータス / 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| 所在地 | 神奈川県・箱根強羅 | 強羅駅徒歩約3分 |
| 宿泊形態 | ◯ 温泉宿 | 全10室・愛犬同伴型 |
| 大型犬受入 | ◯ | 犬種・大きさによる制限なし |
| 頭数・体重制限 | △ | 頭数条件は予約時に最新の公式案内を確認 |
| 犬種制限 | △ | 犬種制限なし。攻撃的な犬は宿泊不可 |
| 犬の宿泊料金 | △ | 予約経路により異なる |
| 対象客室・プラン | ◯ | 全客室が愛犬同伴を前提 |
| 館内移動 | △ | リード着用で客室まで移動可 |
| ドッグラン | ◯ | 共用42㎡+一部客室に専用庭 |
| ベッド・ソファ | △ | ベッド不可。ソファ等はタオル使用 |
| 食事同伴 | ◯ | 夕・朝食とも客室内 |
| 床材・段差 | △ | BOLON採用。F・Gには約8cmの客室内段差あり |
| 犬用アメニティ | ◯ | 大型犬用クレート・食器等あり |
| 排泄・マーキング | △ | 粗相時は飼い主が清掃・ホテルへ報告 |
| 必要書類 | △ | 規約同意・予防接種条件あり。最新規約要確認 |
| 愛犬の留守番 | △ | 愛犬だけを残す場合はクレート必須 |
| 駐車場・動線 | ◯ | 無料10台・原則1室1台 |
| 公式確認日 | 2026年9月4日 | 最新条件は予約時に再確認推奨 |
この宿がおすすめな人
- 大型犬との箱根旅行でも、温泉宿らしい時間を諦めたくない人
- 夕食・朝食の時間も愛犬と同じ空間で過ごしたい人
- レストランや大浴場への移動を減らし、客室を旅の中心にしたい人
- 大型犬に配慮された床材やクレートなど、具体的な設備を重視する人
- ドッグリゾートというより、愛犬と日本の温泉地を旅したい人
予約前に確認したいポイント
- 大型犬は原則3頭/室ですが、一部客室タイプは条件が異なります。
多頭の場合は客室選択前に確認しておきましょう。 - ベッドへの愛犬の乗り入れは禁止です。
普段添い寝をしている家庭は注意が必要です。 - 愛犬だけを客室に残す場合と、飼い主の就寝時はクレート利用が必要です。
- ドッグランの柵高は公式記載を確認できません。
ジャンプ力のある大型犬は事前確認をおすすめします。 - 予防接種条件は最新規約を確認してください。
公開されている規約間で表現の具体性に違いがあります。
