北海道の旅では、ときどき距離の感覚が変わります。
窓の外に森が続き、その先に牧草地が広がる。
朝は山へ上がり、雲の上へ。午後になれば草原を歩き、
夕方にはまた森の中へ戻ってくる。
その一日の隣に、大型犬がいる。
リゾナーレトマムには、120㎡の愛犬スイートがあります。
けれど、この宿を選びたい理由は部屋の広さだけではありません。
客室から外へ出た先にも、愛犬との旅が続いている。
雲海、牧草地、森、食卓、そして冬の雪原。
ここでは、北海道の大地そのものが愛犬との滞在場所になります。
120㎡のスイートは、旅の目的地ではなく出発点になる
リゾナーレトマムは、高台の針葉樹林に囲まれたオールスイートホテルです。
愛犬と泊まれるのは、その中でもわずか4室。
120㎡の愛犬スイートには、展望ジェットバスとプライベートサウナ、
二つのベッドルームがあり、大型犬を含め2頭まで宿泊できます。
客室は愛犬との移動を考え、3階に配置されています。
犬用ベッド。
ケージ。
ドッグバギー。
犬用トイレ。
ウェルカムフード。
そうした備品も整っています。
けれど、リゾナーレトマムらしいのは、
その部屋に籠もることを目的にしていないこと。
朝になれば外へ。
昼になればまた別の場所へ。
戻ってきたら、人はサウナへ入り、展望ジェットバスで身体を休める。
愛犬との旅を支える広い部屋があり、その外にはもっと広い北海道が待っている。
愛犬スイートは、その一日のための拠点です。
朝は雲の上へ。愛犬と同じ景色を見に行く
トマムを象徴する風景のひとつが、雲海テラスです。
雲海が必ず現れるわけではありません。
けれど、山の上に設けられたテラスへ愛犬と向かうという
体験そのものが、このリゾートならでは。
グリーンシーズンは、愛犬もゴンドラで雲海テラスへ上がることができます。
エリア内にはリードフックがあり、季節限定で雲海テラスのドッグランも設けられます。
大型犬の場合、ゴンドラ利用には少し注意が必要です。
原則はクレートまたはケージ利用。
一方で公式は、ゴンドラの扉幅の関係から、
大型犬については場合によりそのまま乗車できることがあると案内しています。
だからこそ予約前に確認したい。
でも、この旅には確認してでも行ってみたくなる理由があります。
山へ上がる。
朝の空を見る。
雲があれば、その上を眺める。
なければ、トマムの山並みを見る。
「雲海を見た」という結果だけではなく、
その場所へ愛犬と向かったことまで旅の記憶になる。
大型犬と絶景を見る旅として、ここには他の宿にはないスケールがあります。
午後は、100ヘクタールの大地へ帰る
山から戻ったら、今度は地面を歩きます。
ファームエリアは約100ha。
かつてこの土地に広がっていた北海道らしい農村風景を取り戻そうと、
星野リゾートが「旅×農業」をテーマに再生を進めてきた場所です。
愛犬はリードを付ければ、ファームエリアを一緒に散策できます。
その中には約300㎡のドッグランもあります。
大型犬との旅では、「ドッグランがある」という情報に目が向きがちです。
でもトマムでは、その外側まで見てほしい。
ドッグランを出ても、そこには広い草原が続いている。
愛犬との屋外時間が数百平方メートルの柵の中だけで終わらず、
北海道らしい風景の中を歩くことへ続いていく。
そのことの方が、この場所では大きな意味を持っています。
朝は山。
午後は牧草地。
同じリゾートにいながら、愛犬との景色が何度も変わっていきます。
食卓まで、一緒に北海道を旅する
大型犬との旅行で難しいのが、食事の時間です。
せっかく人にとって魅力的なリゾートへ来ても、
レストランへ犬を連れて行けず、その時間だけ家族が分かれてしまうことがあります。
トマムには、その問題を解く選択肢があります。
森のレストラン「ニニヌプリ」。
森の中に建つビュッフェレストランには愛犬との食事専用個室があり、
愛犬と同じ場所で朝食や夕食を楽しめます。
料理にも、トマムという土地の話があります。
ファーム星野で生産されたチーズ。
トマム牛乳を使ったソフトクリーム。
「旅×農業」という取り組みの中で生まれた乳製品が、
レストランの食卓へ戻ってきます。
もちろん、すべてのレストランに愛犬を連れていけるわけではありません。
メインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU」などは犬同伴不可です。
だから、旅の目的に合わせて選ぶ。
料理そのものを主役にする夜。
愛犬と同じ食卓を優先する夜。
大型犬との旅でも、「食べること」を諦めるのではなく、
どんな時間にしたいかで選択できる。
それが大型リゾートならではの豊かさです。
夏は草原、冬は雪原。愛犬と、違う北海道へ
リゾナーレトマムは、季節によってまったく違う表情を持ちます。
夏には雲海テラスとファームエリア。
冬には霧氷テラスやアイスヴィレッジ。
さらに愛犬ルーム宿泊者向けには、雪のゲレンデを愛犬と楽しむ
「わんわんゲレンデ」という季節プログラムも設定されています。
同じ場所へ、季節を変えて帰ってくる。
夏は草の上を歩いた愛犬が、冬には雪の中へ出ていく。
ホテルは同じ。
部屋も同じ。
でも窓の外の北海道は、まるで違う。
一度泊まって終わる宿ではなく、同じ犬との時間を季節ごとに重ねていける。
トマムという広大な土地を持つリゾートだからこそできる旅です。
timeless.dogs編集部より
リゾナーレトマムの愛犬スイートを見ていると、
120㎡という数字に目が向きます。
でも、この宿の本当の広さは客室の中にはありません。
朝、愛犬と山へ上がる。
午後は草原を歩く。
夕食は森の中へ。
冬になれば、今度は雪景色の中へ出ていく。
部屋の扉を開けた先まで、愛犬との旅が続いている。
大型犬と泊まれる宿は少しずつ増えています。
けれど、大型犬と一緒に「一つの巨大な旅先そのもの」を
楽しめるリゾートは、まだ多くありません。
北海道へ愛犬を連れていく。
その距離さえも旅の一部にして、同じ雲を見て、同じ草原を歩く。
リゾナーレトマムは、
大型犬との旅をホテルの中から北海道の大地へ広げてくれる場所です。
宿泊条件早見表
| 項目 | ステータス / 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| 所在地 | 北海道勇払郡占冠村 | 星野リゾート トマム |
| 宿泊形態 | ◯ | オールスイートホテル |
| 大型犬受入 | ◯ | 愛犬スイートルームで大型犬可 |
| 頭数・体重制限 | ◯ | 大型犬を含め2頭まで。体重基準は公式記載なし |
| 犬種制限 | 要確認 | 個別犬種の明示なし |
| 犬の宿泊料金 | △ | 1頭1泊5,093円(税込)、現地精算 |
| 対象客室・プラン | △ | 愛犬スイートルーム・4室限定 |
| 館内移動 | △ | 館内・バス等はケージまたはバギー使用 |
| ドッグラン | ◯ | ファームエリア約300㎡ほか、季節限定施設あり |
| ベッド・ソファ | 要確認 | 公式条件を確認できず |
| 食事同伴 | ◯ | ニニヌプリの愛犬専用個室等で対応 |
| 床材・段差 | 要確認 | 公式詳細記載なし |
| 犬用アメニティ | ◯ | ケージ、バギー、犬用ベッド、トイレ等 |
| 排泄・マーキング | 〇 | 基本的な排泄のしつけが宿泊条件 |
| 必要書類 | 〇 | 狂犬病・5種以上混合ワクチン等をチェックイン時確認 |
| 愛犬の留守番 | △ | 客室で単独になる場合はケージ内 |
| 駐車場・動線 | ◯ | 無料駐車場。愛犬スイートは移動しやすい3階 |
| 公式確認日 | 2026年9月8日 | 最新の季節運用は要予約時確認 |
この宿がおすすめな人
- 大型犬との北海道旅行を考えている人
- 犬と泊まるだけではなく、広大な自然の中へ一緒に出かけたい人
- 客室にもサウナや展望ジェットバスなど、人の滞在価値を求める人
- 食事の時間まで愛犬と共有できる選択肢が欲しい人
- 夏の草原も冬の雪景色も、季節を変えて犬と旅したい人
予約前に確認したいポイント
- 愛犬スイートは4室限定、大型犬を含め2頭まで。
体重による大型犬の具体的定義は公式に示されていません。 - ワクチン等の証明が必要。
狂犬病予防注射および5種以上の混合ワクチン等の条件があります。 - すべての施設へ犬同伴できるわけではありません。
ミナミナビーチ、木林の湯、一部レストランなどは犬不可です。 - 雲海ゴンドラは乗車方法に条件があります。
原則クレート/ケージ利用で、大型犬については状況により
そのまま乗車できる場合があると公式案内されています。
