大型犬と泊まれる“泊まる建築”10選|愛犬と美しい空間を旅する

旅の目的は、
景色や食事だけではありません。

ときには、

その建物に泊まるために旅をする。

そんな休日があります。

長い年月を重ねた古い柱。

職人の手仕事が残る壁。

海へ向かって開かれた大きな窓。

中庭を囲む回廊。

自然の中に溶け込む小さなヴィラ。

建築には、
その土地でどう時間を過ごしてほしいのかという、
ひとつの思想があります。

そして大型犬との旅でも、

犬と泊まれるからといって、
空間の美しさを諦める必要はありません。

愛犬が床に伏せる。

窓から光が差し込む。

人は椅子に座って、
建物の向こうにある景色を見る。

その風景まで含めて、
ひとつの建築になります。

今回は、

「犬と泊まれる宿」という条件を超えて、建築そのものを目的に旅したくなる10軒

を選びました。

歴史を残す。

古いものを再生する。

自然とつながる。

日本らしさを現代へ翻訳する。

景色を建物の中へ取り込む。

10軒それぞれ、
まったく違う建築の答えがあります。

次の旅は、

宿を選ぶのではなく、

泊まりたい建築を選ぶ。

目次

timeless.dogsが考える「泊まる建築」とは

今回選んだのは、
単に「おしゃれな宿」ではありません。

建物そのものに物語がある

歴史建築。

古民家。

地域の文化。

その場所でしか成立しない背景があること。

建築と景色がつながっている

海。

森。

庭。

空。

窓やテラスを通して、
外の風景が室内の一部になること。

愛犬が空間から排除されない

美しい建築でも、

犬はケージの中だけ。

犬は別室。

それではtimeless.dogsが紹介したい旅とは少し違います。

美しい空間の中に、愛犬も自然に存在している。

そこまで含めて選びました。

01|オーベルジュ カラ 宗像 with ritomaru|福岡・宗像

明治20年の古民家に、現代のアートを重ねる。

福岡・宗像。

かつて酒蔵として栄えた土地に、
明治20年築の建物が残されています。

その歴史的建築を、

現代アート。

フレンチ。

宿泊。

という新しい役割へと再生したのが、

オーベルジュ カラ 宗像 with ritomaru。

古い梁。

柱。

木の質感。

そこへ現代アートが加わり、

古民家なのに、
懐古的な空間だけでは終わりません。

時間を残しながら、今の感性で使う。

それがこの宿の魅力です。

大型犬も含め、
すべてのペットと泊まれるという考え方も、

歴史建築を「保存するもの」ではなく、

今も人と動物が暮らす場所として
使い続ける姿勢とよく似ています。

美食を楽しみ、

アートを見る。

愛犬はそのすぐそば。

犬旅と文化的な滞在が、
同じ場所で成立します。

建築の見どころ
明治20年築の古民家/歴史建築と現代アートの融合

timeless.dogs POINT
今回の10軒で、最も「過去と現在」に泊まる感覚が強い宿。

オーベルジュ カラ 宗像 with ritomaruの詳しい宿泊情報を見る →

02|PRES DE LA MER|北海道・函館

120年以上前の倉庫を、現代のヴィラへ。

函館の旧市街。

異国情緒の残る街並みの中に、

明治31年に建てられた倉庫建築があります。

PRES DE LA MER。

120年以上前の建物を
壊して新しくするのではなく、

その骨格や記憶を残しながら
一棟貸しヴィラへと再生。

古い建築には、

新築ではつくれない質感があります。

年月を重ねた素材。

壁。

構造。

そのすべてに、
時間そのものが刻まれている。

愛犬と過ごす夜にも、

どこか函館という街の歴史が
静かに入り込んできます。

建築の見どころ
明治31年の倉庫建築/歴史的建物のフルリノベーション

timeless.dogs POINT
建物の「古さ」を欠点ではなく、最高の価値へ変えたヴィラ。

PRES DE LA MERの詳しい宿泊情報を見る →


03|MAISON D VACANCES HAYAMA|神奈川・葉山

築80年の家を、白い海辺の別荘へ。

葉山・森戸海岸のそば。

築約80年の古民家を
白を基調とした空間へと再生した一棟貸しです。

古民家という言葉から連想する、

重い木。

暗い室内。

昔ながらの和室。

そんな印象とは少し違います。

古い建物の落ち着きは残しながら、

光。

白。

テラス。

海辺らしい軽やかさ。

それらを重ねています。

古民家を、

過去の暮らしを再現する場所ではなく、

今の葉山の暮らしへ更新する。

その編集感覚がおもしろい。

大型犬と一緒に海を歩き、

帰ってきたら白い家へ。

旅というより、

一日だけ葉山の住人になる感覚です。

建築の見どころ
築約80年の古民家再生/白を基調としたビーチハウス的空間

timeless.dogs POINT
古民家と海辺のライフスタイルを、美しくつなぎ直した一軒。

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04|ALL SEASON RESORT NO.5 蔵|千葉・一宮

和紙、畳、左官。日本の素材を、今の別荘へ。

一宮海岸から徒歩圏。

ここにあるのは、

昔ながらの日本家屋ではありません。

ALL SEASON RESORT NO.5 蔵。

「松・竹・梅」という3つの棟に、

畳。

和紙。

薪ストーブ。

左官的な床表現。

といった日本的な素材や意匠を取り入れています。

懐かしいのに、
古く見えない。

和なのに、
旅館ではない。

その絶妙な距離感が魅力です。

特に「梅」では、

日本の伝統的な左官技法を思わせる
洗い出しの表現を現代的に取り入れています。

大型犬と泊まれるヴィラで、

ここまで「和」を建築テーマとして
明確に見せている宿は貴重です。

建築の見どころ
和紙・畳・左官表現/3棟それぞれ異なる和モダンデザイン

timeless.dogs POINT
大型犬との旅に、「和モダン」という選択肢を加える建築。

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05|The Canvas Hayama Park|神奈川・葉山

ミッドセンチュリーと、葉山の暮らし。

葉山公園と大浜海岸のすぐそば。

1日3組限定のプライベートヴィラです。

大型犬と泊まれる「Akatsuki」の室内には、

アースカラー。

高い天井。

ミッドセンチュリーを感じる家具。

少し懐かしく、
でも非常に現代的な空気があります。

ホテルの客室というより、

誰かの美しい別荘へ招かれたような空間。

それが、
この宿の建築的な魅力です。

葉山という街は、

派手なリゾート建築よりも、

暮らしとデザインが近い場所。

The Canvas Hayama Parkも、

そんな葉山らしさを
そのまま建物へ落とし込んでいます。

建築の見どころ
ミッドセンチュリー調のインテリア/高い天井と開放的な空間

timeless.dogs POINT
「宿泊施設」より、「美しい海辺の家」に近い感覚で泊まれる。

The Canvas Hayama Parkの詳しい宿泊情報を見る →

06|designer’s villa EDGE|兵庫・淡路島

和紙と左官を、海へ向かうモダン建築の中に。

淡路島南端の高台。

福良湾を一望する場所に建つ、
2棟だけのデザイナーズヴィラです。

大きな窓。

海へ抜ける視線。

ミニマルな構成。

それだけでも十分に美しい。

でもEDGEがおもしろいのは、

現代的な建築の中に、

和紙や左官職人の手仕事

を取り入れていること。

日本的なものを
分かりやすく装飾として置くのではなく、

素材の質感として使っています。

そして窓の向こうには、
福良湾。

室内のデザインと
外の景色が競い合わず、

一枚の風景としてつながっていく。

建築の見どころ
和紙・左官の手仕事/福良湾へ開く大きな開口部

timeless.dogs POINT
日本の素材と現代リゾート建築のバランスが美しい。

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07|THE SIRIUS 淡路島|兵庫・淡路島

中庭を囲む。家族と犬をつなぐ回廊型の家。

建物には、

人の行動を変える力があります。

THE SIRIUS 淡路島では、

リビング・ダイニングと寝室を分け、

その間をテラスや中庭がつなぎます。

中央にあるのは、

愛犬のための庭。

つまり、

建物の中心に愛犬の居場所がある。

家族はその周囲を移動します。

料理をする。

庭を見る。

寝室へ向かう。

テラスへ出る。

そのたびに、

自然と愛犬の姿が視界に入る。

愛犬を建物の端へ置くのではなく、暮らしの中心へ置く。

その空間構成自体が、
とてもtimeless.dogsらしい建築です。

建築の見どころ
中庭を中心に据えた回廊型構成/生活空間と愛犬の庭の一体感

timeless.dogs POINT
「犬と暮らす建築」として見ても興味深い一軒。

THE SIRIUS 淡路島の詳しい宿泊情報を見る →

08|VILLA BRAMARE|北海道・北広島

水辺の風景を、室内へ引き込む。

北海道ボールパークFビレッジの一角。

水辺と緑のそばに佇む、
プライベートヴィラです。

VILLA BRAMAREで印象的なのは、

建築を主張しすぎないこと。

大きな開口部。

落ち着いた素材。

外の風景とつながる室内。

窓を開けると、
北海道の空気がそのまま室内へ入ってくる。

建物が自然を遮るのではなく、

自然を見るためのフレームになる。

北欧のリゾートを思わせる
静かなデザインも、

北海道の景色とよく似合います。

愛犬が床に寝そべり、

人は窓の外を見る。

その何気ない時間そのものが、
建築の完成形のように感じられます。

建築の見どころ
水辺とつながる大開口/自然を主役にしたモダンヴィラ

timeless.dogs POINT
建築を「見る」のではなく、建築を通して北海道を見る宿。

VILLA BRAMAREの詳しい宿泊情報を見る →

09|SolaVilla 海テラス南あわじ|兵庫・淡路島

海を建築の一部にする、オーシャンフロントヴィラ。

南あわじの海岸線。

ここでは、

建物そのものだけを見ることに
あまり意味がありません。

なぜなら、

SolaVillaの建築は、

海と一緒になって初めて完成するから。

全棟オーシャンフロント。

大きな窓。

テラス。

露天風呂。

それらすべてが、

海を見るための方向へ向いています。

朝の青。

昼の光。

夕暮れ。

夜の海。

同じ客室でも、

時間が変わると
空間そのものの表情まで変わる。

建物が景色を支配するのではなく、

景色を最大限に引き立てるための器になっています。

建築の見どころ
全棟オーシャンフロント/海へ開く大きな窓とテラス

timeless.dogs POINT
「景色を設計する」という建築の魅力を体験できるヴィラ。

SolaVilla 海テラス南あわじの詳しい宿泊情報を見る →

10|THE SECOND Nasukogen Forest House|栃木・那須

森の中に、静かに置かれたモダン建築。

那須高原の深い森。

そこに建つ、

1日1組限定のヴィラです。

THE SECOND Nasukogen Forest House。

森の中の宿というと、

ログハウスや山小屋のような建物を
想像するかもしれません。

ここでは逆に、

シャープで洗練されたモダンな建築を置くことで、

森とのコントラストをつくっています。

大きな窓の向こうには、

木々。

緑。

光。

建物の中にいながら、

常に森の存在を感じる。

素材や家具を過剰に見せるのではなく、

森を一番美しく見せるための空間。

愛犬が窓辺で外を見ている姿も、
その風景の一部になります。

建築の見どころ
森林に映えるモダン建築/大開口による森との一体感

timeless.dogs POINT
自然の中に建築をどう置くか。その答えが美しい那須の一棟。

THE SECOND Nasukogen Forest Houseの詳しい宿泊情報を見る →

今回の10軒を「建築の好み」で選ぶなら

歴史建築に泊まりたい

オーベルジュ カラ 宗像 with ritomaru

明治20年の古民家と現代アート。

リノベーション建築が好き

PRES DE LA MER

120年以上の倉庫を、
現代のヴィラへ。

海辺の古民家へ

MAISON D VACANCES HAYAMA

築80年の家を、
白い葉山の別荘に。

和モダンが好き

ALL SEASON RESORT NO.5 蔵

畳、和紙、左官を、
現代の犬旅へ。

ミッドセンチュリーが好き

The Canvas Hayama Park

海辺の暮らしとデザインを楽しむ。

職人の素材感を楽しみたい

designer’s villa EDGE

和紙と左官、
その先に福良湾。

空間構成を楽しみたい

THE SIRIUS 淡路島

中庭を中心に暮らす回廊型ヴィラ。

北欧的な空気が好き

VILLA BRAMARE

北海道の自然とつながるモダン空間。

景色と建築の一体感なら

SolaVilla 海テラス南あわじ

海を取り込むオーシャンフロント建築。

森とモダン建築なら

THE SECOND Nasukogen Forest House

那須の木々を額縁のように切り取る。

大型犬と「建築を旅する」ときに見てほしいこと

建築写真だけでは分からない、

1|大きな犬がいることで、空間のスケールが見える

天井高。

床の広さ。

窓の大きさ。

大型犬が室内にいると、

空間のスケールが
より分かりやすく感じられます。

2|床と愛犬の相性を見る

美しい床でも、

愛犬にとって滑りやすければ
滞在しにくい場合があります。

床材。

ラグ。

愛犬が過ごせる範囲。

デザインだけではなく、
実際の使いやすさも確認しましょう。

3|愛犬が建築のどこまで参加できるか

寝室。

リビング。

庭。

テラス。

建築を楽しむ旅だからこそ、

愛犬だけが空間から
外されないことも大切です。

4|建物と外とのつながりを見る

良い犬旅の宿には、

庭や自然へ出やすい建築が多くあります。

大きな窓。

テラス。

中庭。

ドッグラン。

室内と外が分断されていないことは、

人にも犬にも心地いい。

美しい建築の中に、愛犬がいる。

建築雑誌を開くと、

美しい部屋があります。

整った家具。

完璧な光。

何も置かれていない床。

でも、

実際の暮らしは、
そんなに整っていません。

床には愛犬が寝ている。

水のボウルがある。

リードが置かれている。

窓には鼻の跡がついているかもしれない。

それでも、

その方が美しいと思うことがあります。

建築は、

眺めるだけのものではなく、

誰かがそこで暮らして初めて完成するもの。

そして私たちにとって、

その「誰か」の中には、
愛犬も含まれています。

歴史ある古民家でも。

デザイナーズヴィラでも。

海辺の白い家でも。

森のモダン建築でも。

愛犬がその床で安心して眠っている。

その風景こそ、

timeless.dogsが見たい建築です。

大型犬と旅する人生を、もっと豊かに。

次の旅は、

泊まりたい建築から選んでみる。

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※掲載内容は記事制作時点で確認した情報をもとにしています。
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